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2017 12/9(土)


 #1084 M-1グランプリ2017 感想
らくがきにっき

 ぐおおー!

 もう能書きは省いて本題に入りますが、今年のM-1グランプリもすごく面白かった!

 個人的に歴代屈指と言えるほどハイレベルで全コンビもれなく面白い、奇跡の大会でした。過去で言うと2003年や2008年に近いものがありましたかね。

 面白かった分、反動も大きく。終わった後、口から魂が抜けていく感じでした。はー、すごかった…! というわけで、知らない人は置いてけぼり上等で、今回のM-1グランプリ2017を振り返ります!


 笑神籤がもたらした効果



 まず、今回ここまでハイレベルだったのは、各コンビが存分に面白さを発揮してくれたからに他なりません。その個々のパフォーマンスを最大限に引き出したのは、「笑神籤(えみくじ)」のシステムではないかと思っています。いつ出番が来るか分からない臨戦態勢を作らせて、その状態を常に維持し続けさせた。リーダーも言っていた、出番待つほうはたまったもんじゃないでしょうが、最高の芸人たちの最高のパフォーマンスは、この常人には想像も付かないアドレナリンを常に高く維持し続ける耐久力、それを一気に解き放つ瞬発力から発揮されたと思います。

 また、我々見る側にも変化があったのではないでしょうか。これまでネタ順が分かっていた時は、無意識のうちに全体のシナリオを描いていた。プロローグ、オープニング、サプライズ、ブレイク、クライマックス、エピローグと全体を想像する。それはある種の先入観となって、現実に対する評価を狂わせます。それが完全に真っ暗闇からのガラガラポンになったことで、フラットな目で各コンビを見られる。パネルが1つ1つめくれていくように、シナリオが明かされていく。少なくとも私は目の前のコンビだけに集中して見られたかなと。もちろん敗者復活への過剰とも言える期待感をうまく消すことにも成功していました。これはぜひ来年以降も継続して欲しいですね。

 ただ、「えみくじ」というネーミングは、マヂカルラブリー評の際に上沼えみちゃんの「上沼えみくじでした!」という120%余計な謎のブッコミがあったので、ネーミングは変えてほしいです。笑


 残念だった敗者復活

 今大会で唯一残念だったのが、敗者復活。スーパーマラドーナには何の不満もないです。ただ、敗者復活のコンビたちが、決勝に残った10組と、明らかな差を感じました。敗者なんだから仕方ない……ではなくて、4094組の中から選ばれた精鋭20組なのに、良いパフォーマンスが出ていなかったコンビがすごく多かった。やはり3分だからだろうか、それとも舞台の違いだろうか。

 ハライチ、アインシュタイン、相席スタート、もちろん良いコンビも多かった。だけど、「うーん」と唸るしかないコンビもより多く。そりゃスーパーマラドーナ選ばれるわな、という。決勝の盛り上がりをより強く感じさせたのは、皮肉にも敗者復活とのコントラストだったかな、という感想でした。


 第1ラウンド結果

 各コンビの点数

 黄色はその審査員の最高点数。かまいたちが2人から最高得点を取ったのに、合計ではとろサーモンより下回っているというのが興味深いです。


 各コンビの感想(第1ラウンド前半)

 ◆ゆにばーす (626点・8位)

 「ビジネスホテルで同じ部屋」ネタ。
 早い段階からツカミで暖め、徐々に熱を帯びていく。「低いベッド」や「ベランダ上がり」といったシャープなネタを入れつつ、直線的ではなく、途中に「分かった! 大喜利で決めよう」「めっちゃ芸人やな」みたいな小粋なセリフ回しも挟んできてにくい。はらちゃんの自由な野性味あるボケに、川瀬名人がキレ味鋭くツッコむ。見た目は異色だけど、なんという骨太でしっかりした漫才か。トップというハンデをものともしない面白さ。驚くほど地に足の着いた、地力の強いコンビだと思いました。

 2015年のメイプル超合金、2016年のアキナと同様、今大会もゆにばーすがトップバッターとして十分すぎる仕事を果たし、大会全体の盛り上がりに大きく貢献してくれました。その功績は果てしない。だからこそ、敗退が悔しくて。途中でトレンディのたかしが「トップ以外で見てみたかった」という趣旨の発言をしていましたが、まさしく。トップで遠慮がちな採点をされてしまったのでは……というのは少なからず思ってしまう。惜しい! M-1に特別功労賞があればあげたいですね。

 ただ、初見ではすごく面白かったのだけど、何度かネタを見返してみると、フロントの床やベランダ上がり、1階からの夜景と、情景が見えないことを利用したミスリードの手法に偏っている点、マイクから離れるシーンが多い点(これはマヂカルラブリーも同じ)、これらは会話・しゃべくりが原点の「漫才」からすれば減点要素だったのかもしれない、と思いました。来年また戻ってきて欲しい! 強く願います。


 ◆カミナリ (618点・9位)

 「一番強い生き物」ネタ。
 去年の決勝で大きなインパクトを残して、またこの舞台に帰ってきました。ドツキ漫才と言われますが、その実はツッコミの合図と共に謎解きのように正解を示してくれる、頭脳的ツッコミ芸。見ていて非常に痛快。「警察は全裸のおめえに用があんな!」にやられました。持ち味を十分に発揮してくれました。
 でもここがもっと上に上がるのは、「進化」が必要だった。今回は「強化」止まりかな、という印象でした。大きく変わったな、というところは見られなかった。もう1つ何かドンデン返しが欲しかったかなあ。そこが初物では無いコンビの難しさで、惜しいところでした。

 それでもこんなに面白くて9位なんだから、ライバルたちのレベルの高さに驚くしかない。大健闘だと思います。敗退のコメントも素晴らしい! 彼らは間違いなく「非吉本のチャンピオン」と言えるでしょう。


 ◆とろサーモン (645点・3位)

 「旅館の女将」ネタ。
 ツカミからオチまで、まさしくとろサーモンらしさを存分に見せてくれました。王道あり邪道あり、小ネタも大技もあり、15年の鬱憤を晴らす貫禄の漫才。ただ、北朝鮮や日馬富士など、とろサーモンほどの実力がありながら時事ネタという、ともすればやや小手先とも取れるネタを入れてきて、「とろサーモンのキャリアで時事ネタは要らなかったのでは」と思いましたが、かえってそれはプライドをもかなぐり捨てた二人の強い思いを現していたと思います。……というのは考えすぎかな?

 正直、優勝予想には掲げていたものの、コケるイメージのほうが7:3で強かった。なので、決勝の舞台に上がってあの出囃子でとろサーモンを見られるだけで満足かな……、と守りに入ってしまった自分がいました。そんな自分を地球の裏側まで蹴飛ばしてくれるほど、ここから奇跡を見せてくれることとなります。


 ◆スーパーマラドーナ (640点・4位)

 「合コンのしきり」ネタ。
 敗者復活から堂々の帰還。敗者復活2位のハライチに倍の得票差をつけての突破、圧倒的でした。実際に決勝のコンビたちに十二分に脅威となる存在感を見せてくれました。笑神籤によって敗者復活の補正効果が薄れましたが、このコンビにはそんなもの関係無いですね。「一人ずつこのレンゲを引いてくださーい!」「普通割りばしやろ!」というスタンダードなやり取りもあれば、「じぶんチョキばっかりやね」「カニやからや」という包み込むような(?)応酬もある、力の入れ具合も抜き具合も絶妙で、安心して見ていられました。

 このコンビの武器は武智の暴力性と田中の異常性が強く噛み合うところだと思っています。それが今回は、武智の暴力性のほうが生きないネタ選択をしてしまった。田中の異常性は普段通り発揮されただけに、それを強く引き立てる武智の存在感が欲しかったです。最も高評価を狙える取り立て屋のネタは最終決戦に温存したんでしたっけ。来年以降さらにハードルは高くなる。イバラの道だ!


 ◆かまいたち (640点・4位)

 「怖い話」ネタ。
 本人たちは意識していたのかは分からないですが、キングオブコントと打って変わって、どのコンビよりもしっかりマイクの前に立って漫才をしていました。コントでも面白いのにしゃべりでもこの破壊力という、驚異の二刀流。かまいたちの底知れぬ実力を見ました。山内の「私情を挟まんといて」というくどい制止に「この話に対する俺の私情ってなんやねん!」と言い放てるこの展開は誰にも真似できないよ。面白かった!

 事前ににゃんこスター絡みでイジられるだろうと予想してましたが、何より本人たちが分かっていたのか、自分たちから仕掛けていきましたね。このあたりもさすが! 敗退しても3組にアドバイスを送っていたこの余裕こそが、見る者の心ににもう一歩訴えかけられなかった唯一の敗因……かも知れないですね。


 各コンビの感想(第1ラウンド後半)

 ◆マヂカルラブリー (607点・10位)

 「野田ミュージカル」ネタ。
 ちょっと悪い意味で注目を浴びる結果となってしまいましたが、いやネタは面白かったと思うけどねー。今回はちょっと相手が悪かった(他が良すぎた)というほかない。確かに爆笑というほどのものはないし、天丼は高得点にはならないけど、ワシャ昔からM-1見とるがこれぐらい普通にあるぞよ?とM-1ジジイは思いました。
 上沼えみちゃんから愛のムチとも言える酷評をもらっていて、賛否両論ありますが、私はそれよりもあのえみちゃんの「上沼えみくじでした!」は完全に不要だったと思います。絶対事前に用意してたね…笑。マヂラブへの酷評はあれを言いたいがためのフリだったんじゃないかと…。
 ともあれ注目を浴びることは悪いことではない! 涙を笑いに変えてこその芸人。土を噛んで泥水をすすった分、面白い漫才ができることはとろサーモンが証明してくれた。またM-1グランプリに戻ってこいマヂカルラブリー!


 ◆さや香 (628点・7位)

 「歌のお兄さん」ネタ。
 無名のダークホースと言われていましたが、私も全くの初見でした。正直全然期待していなくて、トップバッターで会場を温めてくれたらなあ、ぐらいに考えていたんですが、ものすごく高い可能性を感じさせてくれる内容でした。
 最初に少し緊張は見えたものの、3年というキャリアを考えればまだお釣りがくる。「右手はグーで左手はチョキで、かたつむり〜♪」「ホンマや」という序盤の静かなツカミから、「次が最後!? いややー!」「これ対象年齢3歳とかやで」という後半のスマートな軌道修正。徐々に客を引き込み自分たちのペースにするネタ運びとキャラクターは驚異。熾烈な大会を勝ち抜くに十分な説得力でした。
 特に、お兄さんの歌に異常に引き込まれる変人を演じる新山の演技力が自然すぎて、めちゃくちゃハマってる。石井のやわらかいツッコミも、新山のキャラを殺すことなくすんなり入ってくる。上沼えみちゃんの「彼たちは漫才から離れてもスターになる予感がする」という評価は本当にうなずけます(しばらくは漫才をして欲しいですが……)。ゆにばーすが特別功労賞なら、こちらは新人賞をあげたい。

 そうそう、これがM-1だよ。こういう、ダイヤの原石を発掘してくれるのがM-1なんだよ。本当にM-1スタッフ、よくぞ選んでくれた! と心から賞賛したい。かつての笑い飯、麒麟、南海キャンディーズなど、「どこから見つけてきたん?」というコンビを見事に花開かせてくれる、M-1グランプリという大会の素晴らしい魅力です。それを思い出させてくれました。来年、今度はダークホースじゃなくて対抗馬あたりでもう1回見てみたい!


 ◆ミキ (650点・2位)

 「漢字が分からない」ネタ。
 しゃべくりあり、ノリツッコミあり、オーバーアクションあり、サンパチマイクの前でしゃべり一本で息ピッタリの応酬が目まぐるしく展開する。怒涛の漫才・漫才・漫才という感じ。動きも言葉選びも面白いし、これはもう選ばれるべくして選ばれて、この舞台に立っているという気がしました。もはや正統派という言葉では追い付かない、ミキだけの領域に入りつつあるのでは。漫才を愛し漫才に愛された超絶怒涛のコンビですね。

 ネタ自体も特に減点要素のない良い漫才と思いましたが、礼二が「捉えるところが細かすぎて、もう少し大きな展開が欲しいなと思った」という感想を述べていました。なるほど確かにと思ったと同時に、もしその課題を克服してM-1グランプリ2018に彼らが戻ってきたとしたら、どうなるだろうとワクワクしますね!


 ◆和牛 (653点・1位)

 「ウェディングプランナー」ネタ。
 いやもうなんじゃこりゃ、恐れ入った。私が想像していた和牛をはるかに超えてきた。一体、この一年どれだけ漫才に懸けてきたのだろうか、それほど非の打ち所の無い完璧なネタでした。序盤の静かなフリで蓄積したパワーを後半次々と回収して解き放つ、小さなドラマを見ているような漫才でしたね。ここまでで一番笑いました。

 ただ、この時なぜか私は2007年のトータルテンボスを思い出してですね。あの時、トータルテンボスは3回目のM-1グランプリ決勝出場で、完璧に仕上げてきた漫才を完璧に演じた。序盤のエネルギーを後半に解放する、今日の和牛と同じで本当に綺麗な、文句なしに面白い漫才でした。でも、結果はサンドウィッチマンの優勝でした。このあたりのことは最終決戦の和牛で語りましょう。


 ◆ジャルジャル (636点・6位)

 「変な校内放送」ネタ。といっていいものか。
 ジャルジャルらしさを保ちつつも、漫才として評価されにくいメタネタもなく、これは本気で獲りにきたなと感じました。ジャルジャルが大衆に歩み寄れる限界かつ頂点を極めたネタという印象。点数が発表された後の福徳の痛切な表情が、今回のM-1にかける思いを物語っていましたね。

 元々万人受けするタイプではなく、彼らが面白いと思うものを突き詰める一点突破なタイプですが、今回のM-1においてはその世界観を踏襲しつつ、かつ革新的な試みをしてきましたね。あのネタ一本のために、M-1を獲るために、一体どれほど試行錯誤を重ねてきたか、想像を絶する苦労と苦悩があったのでないでしょうか。
 松本から「あれ以上行ききったら曲になっちゃう」とのコメントがありましたが、そう、過度に完成された漫才は歌や喜劇として形を変えてしまうのです。やっぱり漫才という枠組みでは彼らはハミ出してしまうし、M-1という評価軸では彼らは測れない。ちょっと次元の違うところにいるような感じがしました。だからこそ、矛盾しているようですが、このM-1に彼らが出場していることが本当に尊くて嬉しい。結果は振るわなかったですが、私の中ではMVPに近いです。
 来年がラストチャンス。きっと出てきてくれるよな!


 各コンビの感想(最終決戦)

 ◆とろサーモン (4票・優勝)

 「石焼き芋」ネタ。
 「お願いします!」「こちらこそ!」から始まり、「ただでさえうちの会社は車の事故多いんやから!」という絶妙な身内イジり、芋神様と狂信者、「もうええわ!」「えっ、フォーエバー?」などなど、久保田と村田の掛け合いが息ピッタリで、実家の居間でこたつに入りながら見たいような、安心できる漫才。この大舞台で二人の漫才を2回も見れることが本当に嬉しい。久保田の気持ち悪さも適度に出ていたり、芋神様の演説の時に慌てる村田の様子も不自然なところが無くて良いし、二人のキャラクターがしっかり生きてる。積み重ねたキャリアは裏切らない、積年の屈辱を晴らしてくれる漫才でした。
 この時点では二人の漫才を見れたことの嬉しさで、優勝とか全く考えてませんでした。

 その後3組の漫才が終わって、私は和牛の完勝だと思いました。ですが! 最終審査でパネルが順にめくれて、とろサーモンが2つ、3つ、4つ! と出た時には、瞬間呼吸を忘れるような衝撃でした。こんなことってあるのか、という。

 負けて、負けて、負け続けて辿り着いた先の奇跡。芋神様、いや漫才の神様っているんですね。そして、このニュースは是非みんなに知ってほしい。おめでとう! とろサーモン!


 ◆ミキ (0票・3位)

 「スターウォーズ」ネタ。
 あー、これは……1本目の後の松本の予言通りになってしまったか! 1本目で見せた破天荒な掛け合いがやや鳴りを潜めて、ダジャレを基軸にしたネタで散発的な展開になった印象。終盤に山場も作れないまま息切れしてしまい、最後はえらい早く終わった気がしました(後で調べると、ネタ時間3分6秒)。M-1は2本強いネタがないと獲れない、それを再度痛感する展開でした。ちょっと、難しいんだけど、地力みたいなものや、経験みたいな何かが、とろサーモンや和牛に比べて足りなかったか。
 でも、圧倒的に高い素養を持っているのも確かです。今回の経験が彼らをさらに強くし飛躍させるのは間違いない。確実に来年へ向けての弾みになっているし、2018年はド本命として挑む大会になります。この銅メダルは来年何色に変わるのでしょうか、楽しみで仕方ありません。


 ◆和牛 (3票・2位)

 「旅館の仲居さん」ネタ。
 最初、(あれ? ネタかぶり?)と心配しましたが、そんなハンデなど一瞬で吹き飛びましたね。ビールの泡やホームページの温泉画像でモメる仲居と客。ウザさたっぷりの水田と、徐々に怒りのゲージを上げていく川西のやり取り、和牛の真骨頂ここにありという感じでした。カメムシと水田をダブらせてディスるくだりも秀逸。いやこれも掛け値なしに面白い。これは和牛がチャンピオンだ、そう信じて疑いませんでした。だけど、結果はご存知の通り。

 後からその理由を考えてたんですが、私が今年の和牛は2007年のトータルテンボスと似ている、と感じたことに1つの答えがありました。この2組の共通点、あの年のトータルテンボスも今年の和牛も、ネタの展開から伏線の回収も含めて、全体的に面白すぎる、かつ綺麗すぎるんですよね。
 松本がジャルジャル評の時に言っていた「あれ以上行ききったら曲になっちゃう」は本当に私の中でM-1史に残る金言で、和牛が今年披露した芸は確かに面白くて笑えるものだったのだけど、もうネタというより小さな喜劇だった。そして、完全無欠な芸術作品はかえって人を惹きつけないんじゃないかと思うのです。

 私たちが漫才に求めているものって、会話としての面白さ、人間と人間がただ掛け合うだけの日常風景に生まれてくる面白さや笑いで、それが魅力なのではないかと。和牛のあまりにも完璧な、喜劇とも言える漫才はどこか人間味を欠いていて、本当に漫才としての心を惹きつける芸にならなかったのではないか。漫才はドラマではなく、もちろんコントでも芝居でもない。このネタは和牛の2人でなければ絶対に成立しえないと思いますが、この漫才からは生きた体温がほんの少し感じにくかった。何が悪いというわけではなくて、ほんの少し、会話に徹したとろサーモンとの差だった。優勝を分けたのはそこだったのかなと思いました。


 総括

 決勝初出場が6組あり、事前に展開を予想するのが難しかった大会でしたが、蓋を開けてみれば正統派と地力に秀でたメンツが上位に並び、最も情にも笑いにも訴えかけたとろサーモンが僅差で優勝でした。
 世論は和牛やその他のコンビを推す声も多いですが、どんどん異論を唱えたらいいと思います。色んな異なる意見が出て、皆が芸について考える機会になること、それこそがM-1グランプリの本当の価値ですよ。
 個人的にもたくさん笑ったし、漫才とは何か、笑いとは何かについて深く考えさせられる機会も得られた、良い大会でした。


 来年の展望

 早すぎて鬼に笑われそうですが、M-1グランプリ2018ではミキさや香は期待大ですね。一方の和牛スーパーマラドーナは共に4度目となり、かつてのナイツのような、果てしなく高いハードルを越える大会になります。そして、ラストチャンスとなるのはジャルジャル。一体どんな結末になるのでしょうか。くー、1年が長いね!


 採点してみた

 今回は家で一人で観戦していたのですが、インターネットによくいるイタい人っぽく、リアルタイムで私も採点していました。

 ねずみ採点

 審査員の傾向と比較すると、小朝師匠に傾向が似ていました。
 ボクは落語家に向いてるのか……!!(小朝師匠すみません)


 事前の予想的中!?

 ねずみ予想

 はい! これなんと、当サイトとしては2004年のアンタッチャブル以来、13年ぶりの優勝予想的中!! 当サイトはM-1のファンサイトとして生まれ変わります! ボク、ポケモンやハム太郎なんか知らない!

 これからも当サイトをよろしくお願いします。